今月の予定

代表メッセージ

会長

野杁 育郎

2020年、全世界を襲ったコロナウィルス感染拡大症の影響は「もの・こと・ひと」のネットワークをコンセプトにする「なにわ名物開発研究会」に大きな影響を与えた。設立直後からスタートした「なにわ大賞」も中止を余儀なくされ、休むことなく続けていた「月例会」もオンライン開催となった。そこに新たな魅力をみつけるべくチャレンジする2021年だが、ここであらためて設立からの経緯を振り返ってみたい。

平成6年(1994年)春、大阪は西区・川口安治川沿いの倉庫を改造したスペースに数人のメンバーが集まった。長らく大阪のまちづくりを実践、チャレンジしてきた面々である。

「まちづくりをイベントや提言ばっかりやなく、なんか具体的なアクションにでけへんやろか?」夜な夜な集まり知恵とアイデアを出し合う。メーカー・デザイナー・商業者・学識者・・その輪は徐々に広がっていった。
彼らは、多くの市民イベントや商店街活性化に関わった経験から、継続性と収益性の追求を意識した。
「儲けるだけではアカン、文化や社会性にもこだわらな・・・」そんな議論の中心にあるのは、もちろん「わがまち・大阪」であった。平成8年4月、設立準備会がミナミ法善寺の料理屋で行なわれた。

この頃には、準備段階から加わっていたさらに多彩な業種・業態のメンバーが30人ほどに広がっていた。
「なにわ」にこだわり7月28日を設立総会の日と決定。大阪で初の異業種ネットワーク「なにわ名物開発研究会」のスタートである。
業種・業態はもとより様々な異分野の人たちが「大阪を元気にする」という旗印のもと、多くの変人(変革の志しの人たち)が集まる。
『大阪固有地域資源を活用』『文化の仕掛けで客を呼ぶ』『私たち一人ひとりが主役』さまざまなメッセージを投げかけ、「いちびりとはんなり」「ほんまもん」「しなやか・のびやか・したたかなネットワーク」・・・時代を先取りするキーワードとともに大阪の魅力・元気づくりに取り組んでいった。

設立翌年から始まる「なにわ大賞」では、大阪一のいちびりさん募集の呼び掛けのもと大阪の活性化に取り組む人々との出会いを実践。
授賞式(贈呈式)を「も~て~式」としたネーミングにこの会のスピリットが凝縮されている。

時代は令和となり、日々「文化・芸能」「歴史」「ビジネス」「商品開発」「まちづくり」「観光」・・・縦糸、横糸と柔軟にネットワークを駆使して課題解決に今日もチャレンジしている。

2021年4月1日

代表幹事

中立 公平

コロナによる感染状況が、世界の全ての環境に影響及ぼす中、この度、なにわ名物開発研究会の代表幹事として就任いたしました中立公平と申します。

今、人と人とのネットワークや、地域コミュニティーはますますそのあり方を変容し続けています。
この時代の流れに、これまでオフラインでの活動を中心に行ってきた当会も、Facebookのオンラインサロンの活用や、オンラインにおいてのズームセミナーの開催など、これまでのやり方を一変させてきました。
しかしながら、人と人とのつながり、お互いに与え合う影響や助け合い、そこから生まれる新しい発想などは.これからもネットワークが生み出していくものだと自負しております。
時代の流れにおいても変わらない良さと、変わり続けていかなければいけない自覚を兼ね備えつつ、これからも成長していけるなにわ名物開発研究会でありたいと思っております。

個人的な話で恐縮ですが、私自身地域文化と観光やエンターテイメントの専門家として、街をもっと元気にしていき、人と人とが結びつき、子供たちが未来に希望を感じる社会の実現を目指しております。

皆様と共に、学び高めあい切磋琢磨し作りあう、個々を尊重し、関係を大切にする、そんな会の発展を想い描いております。歴史のある会ではありますが、これからも未来へと続いていくネットワークとして、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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